2025年10月19日
第42回大町アルプスマラソン フルマラソンの部に参加しました。
大町市はよく行くのですが、この大会に参加したのは初めて。
この時期は大会が多く、どの大会にしようか迷います。今まで10月に参加していた大会が無くなってしまったり、日程がズレてしまったりと、定まった大会が無かったので、今年は大町を走ることにしました。
初めての参加ということと、大町市は近く行きやすいことから、エントリー後2回コース試走をしました。
1回目はゆっくりペースで42kmのフルマラソンコース試走。
2回目は、1回目の試走を基に、一番の難所の坂道部分の試走。
もともと土地勘があるということと、2回の試走を経て、満を持して挑みます!
大町アルプスマラソンとは?
大町アルプスマラソンは、長野県大町市で毎年秋に開催されるマラソン大会。
北アルプスの麓を舞台に、「日本の屋根を走ろう!」をテーマに、1983年から開催されています。
フルマラソン、ハーフマラソン、10km、3km、3kmペアなど、様々な種目があり、小学生以上なら誰でも参加できます。
フルマラソンは、高低差のあるタフなコースですが、日本陸上競技連盟公認コースです!
アスリートビブス等事前送付
大会開催の1ヶ月ほど前に、プログラム、アスリートビブス、荷物預け札、その他お知らせチラシが送られてきました。

大町市といえば!立山黒部アルペンルートの割引券も。
なかなかレトロなプログラムの表紙。アスリートビブスのデザインもなかなか渋い。
陸連登録者は、ビブスが2枚。大きく「登録」と記載があります。
現地入り~スタート整列
初めて参加する大会だったので、いろいろ様子がわからなかったため、少し早めの7時前に到着。
既に会場近くの駐車場にスタッフの方がいて、スムーズに駐車場に停めることができました。
会場近くの駐車場にかなりの台数が停められるのも良いところ。
会場に到着し、シューズ円陣の場所を確認。
受付で当日用のプログラム(選手リスト)をもらって、施設内の更衣室で待機。

会場の外には出店ブースがたくさん!
早朝から野菜やパンを買い物している方もいらっしゃいました。
私はゴールしてからゆっくり見て楽しもう!(と、このときは余裕かましてました、、、→続く)


シューズ円陣!
X、Instagramのフォロワーさん、ラン友さんにお集まりいただきました。
地元でも無いし、大町には初参加なのに、円陣を企画しましたが大勢集まってもらえて嬉しいー!
みんなでエールを交わします。
#大町アルプスマラソン
— しのびー▶11/16扇状地マラソン (@_shinobee) October 18, 2025
いってきます! pic.twitter.com/yLsxaLnecv
#大町アルプスマラソン pic.twitter.com/rpqdFsxZ5R
— しのびー▶11/16扇状地マラソン (@_shinobee) October 19, 2025
シューズ円陣後、アップJOG2kmくらいとドリル、流しを入れます。
競技場隣にあるサッカー場がとても走りやすく快適。
アップをしていると、、、あれ、思ったより寒くないし、むしろ暑いかも?(と、このときは体感気温を安易に考えていました→続く)
競技場に向かい、給水所で少し水を飲んで、スタート整列へ。
この大会の整列は、特にタイムで分かれたりしていませんが、陸連登録者は前方からスタートできます!これは嬉しい!
ということで、かなり前に並んで、スタート時間を待ちます。
レースレポ
8:50 号砲
もう楽しみで仕方ない大町アルプスマラソン、いよいよスタート。
いつも通り、最初から飛ばさないよう気をつけます。が、やはり下り基調でまっすぐなコースでついついペースが早めに。それでも必死にペースを抑えます。
5km 22:02 (ave4:23) ※手動ラップ
8km過ぎで最初の折り返し。序盤の下りはこれでおしまい。
ここから21kmまでずっと上りになります。
まだまだ序盤。がんばらない。ゆったりとした気持ち(ペース)で。
10km 23:18 (ave4:38) ※手動ラップ
途中、ラン友さんと並走しておしゃべりしながら、余裕をもって。
3時間半のペーサーについていく予定だったのですが、私のペースがなかなか落ちず、ペーサーが追いついてきません。
15km 24:43 (ave4:53) ※手動ラップ
途中の応援も楽しみながら、とにかく無で走ります。
16kmの仏崎観音寺というところを過ぎると、また景色が変わって楽しめます。
上り基調なのは変わらず。
20km 24:52 (ave4:59) ※手動ラップ
長かった上り区間も、一旦21km付近で終了。
ここから下りになりますが、ここでまだペースは上げずにリラックス。
頭の中を「無」で走っていたので、中間点通過もあっという間。
25km 24:15 (ave4:50) ※手動ラップ
またラン友さんと少し並走。いよいよ木崎湖の折り返し。
折り返しで他のランナーさんとスライドで声を掛け合う。
みんなの力強い走りに元気をもらう。
30km 25:00 (ave4:57) ※手動ラップ
30km過ぎに、カフェイン入りジェルを補給。さあ、ここからがスタートのつもりで走るよ!
35km 28:28(ave5:41) ※手動ラップ
約4kmの上り区間。ここさえ頑張ればあとは下ってゴールするだけ。
予定ではこのあたりからペースを上げていく!つもりだった。
異変を感じたのはこの上りを走っている最中だった(はず)。
まず足の指が攣り始める。若干手のしびれ感も。
もしや脱水気味?もうジェルは残っていないし、給水所のスポーツドリンクだけが頼り。
そういうときに限って、取り損ねたり。
40km 25:04(ave4:58) – LAST 11:22(ave5:06) ※手動ラップ
せっかくの下り区間も、足の指、ふくらはぎの足攣りが止まらない。
それでも脳を騙しながら走る。
途中から、ハーフマラソンの選手と合流。
とにかく前の人を追う、追う、、、
あと2kmくらいからの直線区間は無我夢中で走る。
やっと運動公園に戻ってきた。満身創痍。
そんなところで3時間30分のペーサーさんに追いつかれる。
本当にしんどいけれど、ここまできたら3.5は死守したい。
ラスト、競技場の400mがとてつもなく長い。
ペーサーさんが、「あと400m!」「あと200m!!」と声をかけてくださったおかげで、走りきれた。
2年ぶりにペースメーカーのお仕事をしました。無事完遂。 pic.twitter.com/enYciXb8ra
— 髭林 (@sonimaro12) October 19, 2025
結果
グロスタイム 3:29:07
ネットタイム 3:29:04
部門別 6位入賞

3時間30分切れた。ああ、良かった、、、ペーサー様のおかげです。(感謝)
フィニッシュ後、完走タオルとペットボトルのお水1本を受け取ります。
これが噂の激シブタオル(まあ嫌いじゃないw)かなり大判タオル。

脱水状態だったため、もらったペットボトル1本を一気飲み。
ゴール後、足攣り祭りがピークを迎えます。痛すぎる、、、
更に、今まで感じたとこの無い吐き気。
水分が足りなかったので、水道までヨロヨロと歩き、更に水をがぶ飲み。
その後、身の危険を感じ、近くにいた方に救護の方を呼んでもらう。
座ることもできず、即横になる。全身が動かない。目も開かない。
悶絶しているところへ数名救護の方が駆けつけてくださって、担架で救護室に運ばれる。
自分自身パニックだったせいか、過呼吸になっていたようで「ゆっくり呼吸してください」と言われ、その後ビニールを口に当てられたりして、まずは呼吸を正常に。
そのうちに手の硬直感がなくなり、目も開いて、やっと起き上がれる状態に。
その後、足攣りの漢方をいただいて、しばらく休んで、足攣りも回復。
その間約30分くらい。
もう今まで経験したことのない辛さを味わいました。
救護を呼んでいただいた方、そして救護に携わっていただいた皆さま、本当にお世話になりました。
救護室から出ると、目の前では表彰式が行われていました。
どうやら6位までが入賞だったようで、私も入賞の対象でしたが、既に表彰式は終了していました。
しかし、スタッフの皆さん、そして大会長の市長さんの粋な計らいで、その場で一人で表彰していただきました!

大町市長さんのピースが可愛すぎますw
ということで、色々ありましたが、入賞できたのは嬉しいし、自信にもなりました。
(ちなみに入賞の賞状のみ、、、いただきました!)
いつもならラン友さんとタオルキャピをしてランナーのリア充ぶりを楽しむわけですが、そんな余裕もなく、フィニッシュ後に撮ったのは市長さんとのツーショットのみw(それはそれで良い思い出}
朝、あんなにワクワクしていた出店やキッチンカーを見る余裕もなく(涙)、ふるまいのきのこ汁と豆腐だけいただきました。とてもお腹が空いていたので美味しかったー!走った後の豆腐=プロテインも良い!!

補給
朝 おにぎり1個、赤飯1パック、クリームパン、レッドブル330ml缶
スタート30分前 ATHLETUNEの赤ジェル、カフェイン1粒
いつもよりレッドブルの量が多かったので、FROM ATHLETESにパラチノースを入れたものを用意しておいたけど、ほとんど飲めず。

レース中
16km ATHLETUNE オレンジフレーバー
23km ATHLETUNE グレープフレーバー
31km ATHLETUNE カフェイン入り
ほぼ全部の給水所で、水またはスポドリを一口含む。

朝は食べ過ぎて苦しいと思ったけれど、走っている途中でお腹が空いた。
レース中のジェル補給は、摂り忘れることなくちゃんと計画通りに摂取できた。今回ややペースを抑え気味に走ったので、補給をしっかり摂れた。
今回全てATHLETUNEにしてみたわけですが、中のジェルがやや固形状になっているので、即飲み込むというよりは、口の中で噛んでから飲む感じ。味は普通で、嫌なベトつき感は無し。
給水所のスポドリが、薄いな、、、という感じがした。
気温がそれほど上がらないから汗をかかないと思っていたけれど、想定以上に汗をかいていたので、塩分不足→足攣りに繋がったと思われる。もう1本塩ジェルを入れておけば良かった、または塩飴も必要でした。
服装
◎サングラス AirFly
◎ヘアバンド
◎UNDER ARMOUR アクティブブラ
◎Finetrack パワーメッシュタンクトップ(お腹の冷え防止になりました)
◎SVOLME CITY RUNNERユニフォーム
◎Phiten腰ベルト
◎THE NORTH FACE ノベルティーフライウェイトレーシングスカート
◎TABIO 5本指ソックス
◎PUMA NITRO ELITE2
◎100円ショップの手袋(途中で捨てました)

まとめ
今回のレースプランとしては、3時間30分のペーサーにベタ付きして、余裕のあるペースで走り、ラスト5kmくらいでペースを上げフィニッシュする。タイムは3時間25分くらいでまとまれば。
ガチではなく、ペース走のつもりで。
という予定でした。
しかし序盤から飛ばしてしまい、一番頑張りたいところで足攣り→失速。
しっかりペースを守って入らなかったことと、気温の読みを誤っていたことが失敗。
このレースで初めて試みたのは、手動ラップ。
通常1kmのオートラップにしていますが、5km毎の手動ラップを取る練習をしてみました。
今回ペースに余裕があったので、気持ち的にも余裕があり、しっかり5km毎にラップを切ることができました。
これは良い練習になったので、また今後のレースでもやっていきたい。
それにしても人生初の担架体験をするとは。自分でもびっくり。周りのみんなもびっくりよ。
いろいろな方にご心配、ご迷惑おかけしました。
お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。
無事にゴールし、無事に家に帰るまでがレースです。無事に帰宅できて良かった。
いろいろなことがありましたが、この大会は
・コースの景色
・大会運営、スタッフのホスピタリティの高さ
・特色あるエイドや振る舞い
・小規模感
・会場の流れのスムーズさ
・破格の参加費
などなど、他の大会と比べても良いところしかありません。
(大変なのはコースの高低差だけw)
また参加したい!と思える大会です。
来年もフルマラソンで今回のリベンジをします!!
#大町アルプスマラソン
— しのびー▶11/16扇状地マラソン (@_shinobee) October 19, 2025
3:29:07/部門別6位入賞
初めての大町フル。30kmくらいまでは余裕だったのが一変→秋の足攣り祭り→ゴール後動けなくなり担架で運ばれ救護室へ😮💨脱水、足攣り、過呼吸でした、、、
表彰式に出れなかったので単独で表彰してもらえた🤗市長さんかわいい✌️
素晴らしい大会でした! pic.twitter.com/AeCHsE4LBh
