【第43回大阪国際女子マラソン】完走!レースレポ

【第43回大阪国際女子マラソン】完走!レースレポ

2024年1月28日

いよいよ!ついに!!
第43回大阪国際女子マラソン当日の朝を迎えました。
スタート時間が昼なので、そんなに早く起きる必要もありませんが、前日早めに就寝したのと、緊張感で目が覚めてしまいました。
だいたい大会の日は悪夢を見るのですがw今回はわりと良く眠れたと思います。

朝食

シャワーを浴びた後、6:00~7:00の間に、準備をしながらゆっくり朝食。
・赤飯2パック(通常は1パックですが、今回は昼スタートのため多めに食べました)
・すあま1個
・味噌汁
・レッドブル

朝から赤飯2パックとか、、、緊張のせいもあって、食が進みませんでしたが、無理やり食べました。

8:30頃ホテルチェックアウト。
ホテルは天王寺駅近くに宿泊しました。
なんの情報も無く天王寺駅にしたのですが、何かとアクセス良くて良かったです。(大阪城と長居の間だから)
電車で会場近くの鶴ケ丘駅へ。
同じ電車になんとなくマラソン風の方たちが乗っていたので、なんとなく後をつけてw会場のヤンマースタジアム長居に9:00頃到着。

会場到着~スタート整列

スタート時間は昼ですが、スペシャルドリンク預け(8:40-9:30)と2次点呼(9:00-10:30)の時間が早いので、早めに到着する必要があります。
私はスペシャルドリンク無しなので、即2次点呼へ。
2次点呼では、主にユニフォームチェックがあります。
・ウェアの前面にチップ付きアスリートビブスが付いていること
・ウェア背面にアスリートビブスが付いていること
・アップ時のトレーニングウェアやコート、持ち込みバッグにアスリートビブスが付いていること
・出走ウェア(上下ウェア・アームスリーブ等)のロゴが規定サイズ以内であるか

これらを一人ひとり確認します。
ウェアは、後で着替えれば良いので、持参すればOK。
で、私はどうしてもNIKEの「JUST DO IT」とデカデカ書いてあるタンクトップを着たかったので持っていきました。
スタッフの方に「JUST DO…はメーカー名じゃないからOKやな」と言われ、無事お気に入りのウェアを着て走ることができました。
このロゴサイズ規定はまあまあ厳しいので要注意のようです。

その後、チップの動作確認ゲートみたいなところを通って、更衣室へ。
スタジアムの更衣室が何部屋かあり、番号ごとに部屋が分かれます。
更衣室の中も、ナンバーが書かれた小さな紙が貼ってあり、その場所に荷物を置いたりします。
私はたまたまベンチ(の半分)を利用できたので座るところがありましたが、その他の方は棚だけだったりするので、座るためのシートを持参するのが良いと思いました。
それから、あまり大きすぎなければ自分の荷物を置いておけるので、貴重品がなければスーツケースを持ち込んでも良かったかな、と思いました。
更衣室の中はとても暖かいし、各更衣室の中にトイレ、洗面台もあるので、めちゃくちゃ快適でした。

↓ゴール後だけど更衣室で撮った写真。こんな雰囲気。

更衣室も確認して、まだ時間は9:30くらい。
「すあま」を1個食べながら、なんとなく準備。
時間を持て余していたので、再度外に出て日光浴。
ラン友さんにばったりお会いできたので、写真を撮ったり、少しカラダを動かしたりしました。

スタジアムの外もお祭りムードです。

なんと!「in ゼリー」のサービスも!
ありがたくいただきました。

11:00頃、更衣室に戻り、カステラを2切れ食べました。
(本当は3切れ食べるつもりが、やはり食が進まず)
シューズを履き替え、競技場の様子を見に行きました。
みなさんしっかりアップしてます、、、
私は、しっかりアップJOGをしたら疲れてしまうので、トラックを2周だけ走りました。
ゆっくり→レースペースくらいまで上げて。
アップは、シューズの紐が解けないかの確認を兼ねています。

11:30、再度更衣室に戻り
・カフェイン1粒
・KODA1個
・カツサプ8粒

を補給。
何度かトイレに行って、スタート整列の準備をし、競技場へ。

競技場へは、荷物を入れるための赤い袋(ナンバー付き)を持って入れるので、必要な荷物を入れておけます。
寒いので、ジャケット等も直前まで着ていられるのもありがたい。

少しアップのドリルを入れて、カラダをほぐします。

11:45頃だったかな、スタッフの方からトラック内の整列スペースへ移動するよう促され、3次点呼。
ウェア前後のアスリートビブスの確認を受けます。
そして、ナンバーの順番通りに整列。
12:00頃、ジャケットを脱いで、トラックへ移動。
超緊張の瞬間、、、のはずでしたが、ちょうどお隣に居た方が面白い方で、いろいろ話したりしていて、感極まる間もなく、スタート時間を迎えました。

レースレポ

12:15 号砲
まず競技場内を約2周するのですが、ここが大混乱、、、
後ろから押されるので転ばないよう必死。
スタートできて感動、、、なんて思ってる余裕はありませんでした。
そして競技場外へ。
大阪国際女子マラソン、行ってきます!

5km 21:24
4:26-12-16-04-13

はい、早いです。(いつものこと)
5km関門が23:00なので、ビビリながらハイペースに。
まずは1つ目の関門を突破できて一安心。
このときは天気も良く、気温も高く、一番走りやすかったコンディション。

10km 42:37 (21:13)
4:16-08-13-15-15

やっぱり早いよね!(知ってた)
わりとこまめに時計でペースを気にしていたものの、気持ちよくなってしまい、オーバーペース。
それでも少し抑えた、、つもり。
沿道の応援が多いし、道もストレートが多く走りやすい。

15km 1:04:15 (21:38)
4:15-16-14-16-17

アップダウンも少ないし、ストレートコースだし、とにかく気持ちよく走る。
(相変わらずオーバーペース)

20km 1:26:11 (21:56)
4:19-18-31-22-14

中間点 1:31:19
大阪城付近。また沿道の応援が賑やかになります。
このあたりで、同じ長野県ランナーのミキさんとしばらくランニングデート。
大阪城公園内、エール・ロードアート区間がありましたが、登り坂だったため、アートを見る余裕無し、、

20kmの関門(1:30:00)を無事突破。
大阪城を目の前にして走る区間、気持ち良かったな。

25km 1:48:58 (22:47)
4:30-32-21-46-36

20km関門突破したから?急にペースダウン(笑)
気持ち的には、21kmまでがアップ、ここからがスタート!という気持ち。
しかしながら、21km過ぎくらい?の上り区間がなかなかキツかった。
その後、雨が当たりはじめます。
小雨程度だろうと思っていたら、結構降ってました。
さむい、、、
とにかく寒くて、手にチカラが入ります。
寒すぎて、、、早くゴールしたい!ってことだけ考えました。

30km 2:11:46 (22:48)
4:21-11-23-24-50

予定aveペースは4:27だったので、思ったより遅れていない。
ただただ淡々と走ります。気持ちは、、、無。
2回目の大阪城通過。そしてまた嫌な上り坂。
残念ながら「エール・ロードアート」は雨で消えかけていてほとんど見れませんでした。

35km 2:35:00 (23:14)
4:27-34-44-29-36

予定ではここから4:40ペースで走る予定だったので、まあ悪くない。
雨も上がってきて、体感温度も上がってきたので、走りやすいコンディションになりました。
次の収容関門に向けて、ただただ淡々と。
途中気持ち良く走れた感覚があり、33kmを通過しているのに25kmくらいかな?っていう脳内バグが発生しましたwまあ、それだけ距離に余裕を感じられたってこと。
残り10km、10kmしか無いよ!!

40km 2:59:13 (24:13)
4:48-39-48-47-37

恐怖の最終収容関門の38kmを突破し、思わずガッツポーズ。
これで、どれだけ遅くなってもゴールはできる!
そんな喜びで、気持ちも上がります。
あと5kmの看板。ああ、もう5kmしか無いのかーという残念な気持ちと、早くゴールして開放されたい気持ち。
このあたりから、ほとんど時計を見ずに走りました。
とにかく前に見えるランナーを追う感じ。
ハーフあたりから、周りにランナーはほとんどいなくて、単独走のことが多かったです。さみしかった、、、

長居公園に近づき、応援も増えて、残り1kmの表示。
そして競技場へと続く大勢の応援。
フォロワーさんもたくさん応援してくださって、もう感激。(泣いた)
最後、競技場に入り、公式の時計を見ると、3時間9分。
うおお、10分は切りたいー!と必死で走り、ついにゴール!

FINISH 3:09:58
4:59-53

結果

3:09:58 (2ndベスト)
293位

今シーズン、いろいろなことがあり、上手く練習を積めていなくて、元々ベストタイムは狙っていませんでした。
完走できるのか、、、という不安しかなく、目標は「完走」。
予定ではこのペースで走る予定でしたが、関門が怖くて前半オーバーペース。
ペースやラップは全然違いますが、目標としていたタイムにはバッチリはまってました(ミラクル笑)

今回の目標は2つ。
・完走すること
・楽しむこと

完走も厳しかったけれど、それより楽しむ気持ち、これが一番の課題だった。
この数日は、普段のJOGも楽しく感じないし、ただただ辛かった。
本当に楽しくなんて走れるの?って思っていたけれど、スタートした瞬間に気持ち切り替わりました。
こんなに大舞台で走れるの嬉しい、沿道のたくさんの応援嬉しい、たくさんのフォロワーさんが応援してくれるの嬉しい!とにかく楽しいー!
もう最初から最後まで楽しかった。
ということで、しっかり目標達成です。

補給

今回スタート時間が遅く、朝食の時間や量をどうしたら良いか迷ったけれど、時間も量もバッチリでした。
(朝食の内容は→こちら
お腹が重すぎることもなく、途中で空腹を感じることもなく。
特に問題無し。

レース中の補給・給水

今大会は「スペシャルドリンク」を置けたわけですが、いろいろ考えた末、スペシャルは置かずに、いつも通りの補給にすることにしました。
(憧れのスペシャルドリンクは次回に持ち越しです、、)
35km以降は、ゼネラルのドリンクを取りました。
スポーツドリンク(紙コップ)1回、水(285mlペットボトル)1回。
ゼネラルは、テーブルが小さいので基本的に取りづらい。
水はペットボトルで、キャップは外してあったものの、手に取るときに滑ってしまい、1回取り損ねました。
今回の給水については、備忘録や今後参加する方のためにも、詳しく再度記事にしたいと思います。

服装

◎ヘアバンド
◎SMITHサングラス
◎UNDER ARMOUR アクティブブラ
◎NIKE タンクトップ
◎Phiten腰ベルト
◎THE NORTH FACE エンデュリスレーシングショーツ(6ポケット付き)
◎TABIO 5本指ソックス
◎NIKE ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%2

◎Phitenパワーテープ(首・鎖骨、膝まわり、右脇)
◎New-HALE ニーダッシュ(ハムストリングス)

気温は10℃前後。
スタート時は日も当たって暖かかったので、手袋するつもりでしたが無し。
アームカバーも準備しておいたけど、暖かかったのとハミ肉気になるので無し。
結果的に、雨で寒くて泣きそうになったけれど、手袋もアームカバーも濡れると余計冷えるから、まあ無しで正解だったかな。

今回擦れはほぼ無し。若干脇が擦れて痛かったけど、なんで?
少し前からハムストリングスの疲れや違和感を感じていたので、ニューハレを貼っておきました。
走っている最中、痛みも無かったし、嫌な違和感も残っていないので、貼っておいて良かった。
左足底に、ハーフ過ぎあたりから水ぶくれができてしまい痛かった。走り方が悪かったのか、ソックスの履き方が悪かったのか?要改善。

終わりに

意気揚々と大阪国際女子マラソンにエントリーしたものの、入金してエントリー確定したのが12月。
12月は中旬まで体調不良でろくに練習ができていなかったし、冬で寒さや雪・凍結もあったりで、なかなか思うような(過去のフルマラソン前のような)練習ができていなかった。
それに加えて厳しい関門時間。
この大会に出ることが逆にプレッシャーになってしまい、普段の練習やJOGもなかなか気持ち良くこなせることが少なかった。
更に、急に練習スピード・強度を上げすぎたせいか、疲労感も上がる一方。そして自律神経の乱れも。
本当に完走できるの?私4:27ペースで走り切る自信無いよ。
関門に引っかかって号泣するっていうイメージはできても、笑顔でゴールするというイメージが全くできなかった。
それでも気持ち切り替えよう!と思ってやったこと
→自重筋トレ(主に体幹系)、マウンテンクライマー等を継続すること
→過去の大会映像を見て、自分のゴールシーンをイメージする
→走る前にアップドリルをしっかりやる
→疲れているときは無理しない

いつも通り、大会に向けてやったこと
→禁酒(約2ヶ月)
→タンパク質多めの食事と、日々のプロテイン摂取
→おやつを減らす、、、(減らせなかった)
→体重維持(走行距離が増えたせいか少し減った)

大会前、近しい方にはたくさん弱音も吐きました。
みんなそれぞれに励ましてくれてありがとう。

大阪国際に向けて、一緒に練習してもらった皆さま、ありがとうございました。
いつもの「とし練」でしっかり走れたことが自信にもなったし、「大丈夫」って言ってもらえたのも励みになりました。
特に、3時間走の練習はシビれました、、、

大阪国際にエントリーすると決めたときから、関西のお会いしたことも無いフォロワーさんたちが応援に来てくれる!って言ってもらったのも嬉しかったし、実際にたくさんのフォロワーさんが応援してくださって、本当に嬉しかった!
全く初めての大会で、なんのゆかりも無い土地で、自分の名前を呼んで応援してもらえることの嬉しさったら。本当にチカラになりました。
あー、今思い出しも泣けてきます。

そして、共に大阪国際を走ったフォロワーさんや、地元長野県ランナーの皆さん。
単独参加で寂しかったですが、現地でお会いできて嬉しかった!
エールを送りあえて嬉しかった。
みんなそれぞれだけれど、ここまでの道のりは簡単ではなかったはず。
そんな諸々を共感できる国際ランナーの皆さんとご一緒できたこと、幸せでした。

大会に向けて、日中走る時間をもらったり、大会一週間前はもう仕事も手につかない状態だったけれど、そんな全てを受け入れてもらえた今の職場の環境にも感謝です。


この大きな舞台で走ることができたこと、完走できたこと、私にとって本当に良い経験となりました。
またできることなら来年も走りたいと強く思いました。
今回の喜びや苦しみを、次に繋げていきます。

いろいろ携わっていただいた全ての皆さま、本当にありがとうございました!